最初から言っておきます、
今日のブログは少し長いです笑
時間があったら読んでみて下さい。笑
先日、
お店の休みに入院してるばあちゃんの所へ行って来ました。
2週間ほど前、ばあちゃんが屋内で転んでしまい、その時に大腿骨を骨折するという大怪我を負い
80代のばあちゃんが骨にボルトを入れる手術をしました。
手術は無事成功したのですが、点滴をしようにも
年齢的に血管が細く、点滴が皮膚の中で漏れてしまって水膨れのようになってしまったり、血が滲んで紫色に内出血していたり、何度も何度も針を刺されるもんだから、普段は優しいばあちゃんも怒って取り乱していて本当に観ているのが辛い状態でした。
それから数日後、
体力も気力も弱ってか、風邪を引いてしまい、
高いときには39度にもなる熱が出たというので母親と一緒に病院に行くと
痩せこけて、やつれていて、もうダメかと思うくらいグッタリしていました。
母親は4人姉妹なのですが、
同じ日に姉妹全員が揃って病院の医師からお話しを聞くことになっていて、母親と親戚のおばさんたちが医師と話しをしている間、
僕は一人魘されるばあちゃんの頭を撫でながら治りますようにと願うだけで悲しくなりました。
すると小声でばあちゃんが何か念仏のように同じ言葉を繰り返していました。
何を言ってるのかと口元に耳を近づけると
「小便したい小便したい……」とずっと繰り返していました。
看護師さんにそれを伝えると、自力でトイレに行けないので管を入れてるからそのまましても大丈夫とのこと。
後から聞いたのですが、おしっこ出なくても管が入ってると脳が尿意を感じるそうです。
観てるのが本当に辛かった。
そんなことがあったので
先日ばあちゃんの様子を観に病院に行ってみようと思いました。
ばあちゃんを元気づけてあげたい!!
そう思ったら、
お花をプレゼントしようと思いました☆
単純ですよね笑
僕の担当させて頂いてるお客様で花屋さんの方が居るんですが、その方は本当にお花が大好きで大好きで大好きな方で、
僕はいつもお会いする度にその方からパワーをもらってるので
せっかくお花を買うならその方から買いたい!!
そう思って連絡したら、すぐに折り返しのご連絡をくれて、アドバイスをいただきお花を買うことが出来ました☆(最近の病院は生花はダメな所が多いことを初めて知りました。花粉があったり誤飲誤食しない為のようです)
元気の出る花を持ってばあちゃんに会いに行くと
ばあちゃん
「これ綺麗だね〜なにさこれ花かい、かわいいね〜やーめんこいめんこい」
ばあちゃんは呆けが進行してきているので
僕が名前を言っても僕のことをしっかり思い出すことが難しくなってきています。
天井を観て、雪が降って来た〜だとか、
壁の方を指差してさっきあそこにいる人が訪ねて来たんだ〜とか。
うんうんって頷いて聞いてあげたら喜んでくれるんですよね。
元気な人には会いたいけど、元気じゃない人に(病気してる人には)わざわざ積極的に会いに行くことって少なくないですか?
会いたくないっていうんじゃなくて。
相手もそんな弱ってるときに無理に来なくてもいいよ、みたいな気持ちもあると思うのですが。
なんかふと思ったんですよね、
一番辛いときや苦しいときに自分の大切な人が側に居てくれたらどんなに心強くて嬉しいか
ちょっと風邪ひいたーとかそんなレベルの時じゃないですよ?笑
ばあちゃんは呆けが始まってるので僕のこと分からないけど、一人で居るよりも笑ってくれる人が側に居たらやっぱり嬉しいんだろうなって。
僕に笑顔を見せて喜んでくれたのがなによりの証拠ですよね、きっと☆
僕はそう思うんです。
素敵な詩があるのでご紹介します。
手紙〜親愛なる子供たちへ〜
年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返してもその結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末はいつも同じでも私の心を平和にしてくれた
悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと 励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけていやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを
悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に 祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱り 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない 足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったなら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい
私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど 私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい
きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように 私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい
私の子供たちへ
愛する子供たちへ
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